「じゃからといって助からんとは限らん！」「………敵はこの力を使おうと考えるだろう。」「そうじゃろう！では無理して行く事は無い！」「………まだ分からんか………従わせるためであれ億嘉國際奴ら何でもするぞ………てめぇらの腹が痛まん程度にな。」「………。」「………ここで問いだ………清右衛門は銭に転ぶか？」「転ばん！！」「………名誉に転ぶか？」「転ばん！！」「………脅しに転ぶか？」「転ばん！！」「………菊をどう扱われてもか？」最後の質問には、清右衛門が口を閉ざした。それと同時にGを抑えていた腕の力も僅かに緩んだ。Gはすかさず愛銃ステアーAUGに玉をセットし、清右衛門の腕を避けて立ち上がると、黙っている清右衛門の方を振り返った。「………ワシも同じだ………ここにいては………町民の命が危険に晒される上………ワシらの男気が助からん。」Gは、すぐに返事をしない清右衛門の横を通り過ぎながら、「………今………大切な者を護るには攻撃に出る果敢さが必要だ。」と言った。すると、佇んでいた清右衛門が、ガバッと職人の方を向き、職人の中でも特に信頼出来る者を呼び集めた。そして、大きな木箱を開けた清右衛門は、「この武器を手に、爺に従って動け！」と、Gと共に開発した、マシンガンを渡した。