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この時代、山々には山賊と呼ばれる人々が多く生息して

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この時代、山々には山賊と呼ばれる人々が多く生息して

この時代、山々には山賊と呼ばれる人々が多く生息していた。はみ出し者や荒くれ者、家や土地の相続権の無い次男坊や三男坊。度重なる戦乱で家を失った者や、下剋上に巻き込まれ主家を失った者など、多種多様な多様な人達が今日を生き抜くために山賊となっていた。その事もあり、山賊と呼ばれる集団は大きく分けて3つのタイプがあった。1つめのタイプは、現代の人々が思いえがく最もポピュラーな山賊である。彼らは、気の向くままに、殺戮、強奪、人攫い等、悪行の限りを尽くす集団であった。日頃から争いの中に身を置いている事で、小部隊戦闘には滅法強く、ゲリラ戦などをさせれば右に出る者はいない。小部隊戦闘においては、この時代の最強の集団であったろう。隆行がいるあたりでは、もっと南の熊野古道や鈴鹿あたりで大暴れしていたようである。2つめのタイプは、1つ目のタイプの山賊達が年月を経て、その技術や能力に磨きをかけた集団である。人を襲う事を自重することで、危険度を減らし、族内に厳しい戒律を定め、組織立たせた。その上で、より安定した収入を得るため、大名家と手を結び、諜報や暗殺などで活躍した。要は忍者と言われる者達である。隆行がいるあたりでは、少し南の甲賀や、さらに南にある伊賀などが有名である。3つめのタイプが、下剋上の憂き目にあったり、他国からの侵略を受け、主家が滅亡するも、忠義の心が厚く、主家再興の隙を虎視眈々と狙う武士を中心とした集団である。この集団の場合、求心力があり、忠義の厚い、元武将が率いていることが多いが、育ちの良い元武家が集団内に多いため、弱い。主に、近隣の町で仕事を探してその仕事をこなして生活をするのだが、困窮した時は、人を襲ったりもする。弱いため、淘汰されることが多いが、行き抜くために1つめのタイプに変化する集団もあった。志を貫いた集団としては、山陰の尼子家の復興を目指した山中鹿之介が率いた集団などがそうであろう。
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